解決事例
2026.03.18
遺産分割協議がまとまらない…兄弟間の意見の相違を調整し、全員納得で実家を売却できたケース
父親が亡くなり、3人兄弟で実家を相続したお客様。それぞれの生活状況や考え方が異なり、「売却したい」「自分が住みたい」「賃貸に出したい」と意見がバラバラで、遺産分割協議が1年以上まとまらない状態でした。不動産プラザトライは、それぞれの事情を丁寧にヒアリングし、第三者の立場から客観的な選択肢を提示。全員が納得できる解決策を見出し、円満に実家の売却を実現した事例をご紹介します。
物件情報
| 所在地 | 札幌市中央区 |
|---|---|
| 種別 | 戸建住宅(土地・建物) |
| 築年数 | 35年(昭和65年築) |
| 査定価格 | 4,200万円 |
ご相談内容
• 1年前に父親が亡くなり、長男・次男・長女の3人兄弟で実家を相続したが、遺産分割協議がまとまらず困っている。
• 長男は「実家に思い入れがあり、自分が住みたい。他の兄弟には代償金を払う」と主張するが、具体的な資金計画が不透明。
• 次男は「維持管理が大変なので早く売却して現金で分割したい」と主張。
• 長女は「賃貸に出して家賃収入を3人で分ければいい」と主張するが、賃貸経営の知識はない。
• それぞれの主張が平行線で、話し合いをするたびに関係が悪化。このままでは家族の絆が壊れてしまうのではないかと不安。
当社からのご提案
• まず3人それぞれと個別に面談し、本音や不安、生活状況などを丁寧にヒアリング。それぞれが抱える事情や思いを深く理解。
• それぞれの選択肢(長男が買い取る/売却して現金分割/賃貸経営)について、メリット・デメリット、実現可能性を客観的に分析した資料を作成。
• 長男の買い取り案:代償金として約2,800万円(1人あたり約1,400万円)が必要だが、長男の住宅ローン審査の結果、融資可能額は2,000万円が上限。資金不足で実現が困難。
• 賃貸経営案:築35年の物件は賃貸需要が限定的で、想定家賃は月8万円程度。管理費・修繕費を差し引くと、1人あたりの月収入は約2万円。さらに、将来の大規模修繕費用や空室リスクを考えると、安定収入は見込めない。
• 売却案:現在の市場価格は約4,200万円。売却後、1人あたり約1,400万円の現金を確実に受け取れる。相続税の納税資金にも充当可能。
• 3人全員が参加する面談の場を設け、上記の客観的なデータを提示。感情ではなく、事実に基づいた判断ができるようサポート。
結果
• 客観的なデータを見た結果、長男は「自分の資金力では買い取りは難しい」と理解し、賃貸案も「リスクが大きく安定収入は見込めない」ことが明らかになった。
• 3人とも「売却して現金で分割するのが最も現実的で公平」という結論に達し、売却することで合意。
• 売却活動を開始し、約2ヶ月で買主様が見つかり、4,200万円で売買契約が成立。
• 売却後、1人あたり約1,400万円を受け取り、それぞれの生活資金や相続税の納税に充当。
• お客様からは「第三者の視点で冷静に判断できた」「感情的にならずに話し合えた」「家族の関係が壊れずに済んで本当に良かった」とのお言葉をいただいた。
• 遺産分割協議も無事に完了し、兄弟3人の関係も円満に保たれた。
遺産分割協議とは
遺産分割協議とは、相続人全員で遺産の分け方を話し合い、合意することです。相続財産の中に不動産が含まれる場合、「誰が相続するか」「売却して現金で分けるか」「共有名義にするか」などを決める必要があります。
相続人全員の合意がなければ遺産分割協議は成立せず、不動産の名義変更や売却を進めることができません。特に不動産は分割が難しく、相続人それぞれの生活状況や考え方が異なるため、意見がまとまらないケースが多く見られます。
遺産分割協議がまとまらない状態が長期間続くと、固定資産税などの維持費が発生し続け、相続人全員の負担となります。また、令和6年4月からは相続登記が義務化されており、相続開始を知った日から3年以内に登記しないと過料が科される可能性もあります。
第三者である不動産会社が間に入り、客観的なデータや選択肢を提示することで、感情的な対立を避け、冷静な判断ができる環境を整えることが重要です。
まとめ
•遺産分割協議がまとまらない場合、第三者である不動産会社が間に入ることで、客観的な視点から解決策を見出せる。
•それぞれの主張について、実現可能性やメリット・デメリットを具体的なデータで示すことで、感情ではなく事実に基づいた判断ができる。
•不動産の相続では、「買い取り」「売却」「賃貸経営」「共有」など複数の選択肢があるが、それぞれの資金力や生活状況、将来リスクを総合的に判断することが重要。
•遺産分割協議が長期化すると、維持費の負担や家族関係の悪化につながるため、早期の解決が望ましい。
•専門家のサポートにより、相続人全員が納得できる解決策を見つけることで、家族の絆を守りながら円満に遺産分割を完了できる。
「遺産分割協議がまとまらない」「兄弟間で意見が対立している」といったお悩みはありませんか?不動産プラザトライは、相続不動産の扱いに精通したスタッフが、第三者の立場から客観的なアドバイスを提供いたします。感情的な対立を避け、全員が納得できる解決策を一緒に見つけましょう。まずはお気軽にご相談ください。



